経済産業省が特定サービス産業動態統計調査という物を発表しています。
その中の対個人サービス業、この中にパチンコホールの数値が網羅されています。
これは興味深いという事で中を見た所かなり詳細な各種データが掲載されていました。
特に2018年7月の売上数値、ここ数か月停滞していた数値の一つの壁を破る数値となりました。
こちらの何故?を少し考察してみます。
こちらで使用している各種数値は
経済産業省:特定サービス産業動態統計調査からとなります。

AhmadArdity / Pixabay
4月を100%として考えた場合
各年の4月の売り上げを100%と考え、7月の売り上げがどのような推移をしているか?
これを確認する事で今年の7月の売り上げは季節的に上昇したのか、他の要因があるのかを確認します。
平成26年4月7月対比 | 99.4% |
平成27年4月7月対比 | 102.5% |
平成28年4月7月対比 | 103.5% |
平成29年4月7月対比 | 103.3% |
平成30年4月7月対比 | 110.4% |
数値は経済産業省のマクロデータ長期よりとなります。
おおよそ102%~103%アップがトレンドのようです。
しかし今年の7月は110%と例年と比較して大幅な売り上げ増加となっています。
という事は季節要因で売り上げが増加した、という事では無さそうです。
そうなると機械要因でしょうか
季節要因以外での大幅な数値変動となりますと
単店データであれば各種施策等で大きく変動しますが、マクロデータですので小さな施策での変動ではありません。
そうなりますと私達P業界で大きな数字変動を起こす要因は一つしか考えれません。
そう、大型版権の機械導入となります。
まずは分かる限りでの過去の7月販売機種を網羅してみます。
2016年7月機種
CR遠山の金さん二人の遠山桜FPU | 12,000台 |
CRダークフォース | 5,000台 |
CRぱちんこ真田純勇士ゔぃくとり~ | 8,000台 |
CRスーパー海物語INJAPANSC | 40,000台 |
CRパトラッシュJGREEN | ?? |
CRガオガオキング2 | 10,000台 |
CR逆転裁判 | ?? |
CRデラマイッタ3Rd | 6,500台 |
CRA織田信奈の野望 | 4,000台 |
合計 | 85.500台 |
この年の7月の大型コンテンツと言えるのは遊パチ海ジャパンの40.000台でしょうか。
2017年7月機種
CRスーパー海物語IN沖縄4 | 30.000台 |
CRリング終焉の刻 | 30.000台 |
CRシティーハンター3 | ?? |
CRクルクルセブン | 2.000台 |
CRひぐらしの鳴く頃に~叫~ | 500台 |
CR中川祥子 | 5.000台 |
CR渡る世間は鬼ばかり | 15.000台 |
CR銭形平次WITHでんぱ組 | 2.000台 |
合計 | 84.500台 |
大型コンテンツとして沖縄4が30.000台デビューとなっています。
大型??????かどうかは分かりませんがリングが30.000台
沖縄について出荷数がもっと多いイメージでしたので、これは後程調べてみます。
2018年7月機種
実は思い当たるふしあるんですよ、昨年、一昨年と名前のなかったメーカーさんの機種が今年は出てきました。
CRぱちんこウルトラセブン | 50・000台 |
CR綱取物語 | 5.000台 |
CR大海物語4黒 | 25.000台 |
CR金の花満開ぷらちな | 2.000台 |
CR七つの大罪 | 15.000台 |
CR天元突破グレンラガン | 3.500台 |
CRダイナマイトキングIN沖縄 | ?? |
合計 | 98.500台 |
全てが7月導入という訳では無かったですが、京楽さんの名前が出てきました。
また今年の7月は販売総数も過去と比較して15.000台程多いという結果となっています。
ウルトラセブン、大海4黒、七つの滞在等の機種が好調であった事が一つの要因となっているようです。
中でも、京楽のウルトラセブンは各種データでも出荷台数に対しての業績が頭一つ飛び出た結果となりました。
こう結論付けるのは個人的に嫌だなぁとは思うのですが、売上だけにフューチャーしてみると
ビッグコンテンツの出荷台数によって大きく左右されるという結果となったようです。
勿論機械のパワーによる部分はかなり大きいです。
今年の7月の売上は京楽のウルトラセブンによって作られた感が強いという事でしょうか。
少し更新内容に不満がありますので、時間が取れる際にもう少々深く更新してみようかと。
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