パチンコ設備についてのご案内となります。
パチンコ、スロットで遊技を終えますと獲得した玉、メダルの計数を行います。
この計数機なのですが、計数した数値は本当に正常なの?という疑問を持つ方も居られるようです。
では本当に正常なのか?これを店舗としてどのように管理しているのかを本日はお伝え出来ればと思います。
あくまで自社(スポーツ館GR)での話であり他法人様がどのような事をしているのかは私では分かりかねます。
気になる場合は店舗に質問してみるのも良いかもしれません、それがその店舗の気付きになる可能性もありますので。
スポーツ館グループの計数機に対しての取組
まず取組以前のお話となりますが、スポーツ館グループはISO9000シリーズという規格を取得しています。
少し文章長くなりそうですので、先に超ザックリと書いておきます。
ようは正確に計数出来ているか定期的に検査して証明してありまよ、という事です。
その規格の中の
7.1.5 監視、測定のための資源
7.1.5.1 一般
要求事項に対する製品及びサービスの適合を検証するために監視又は測定を用いる場合、組織は、結果が妥当で信頼できるものであることを確実にするために必要な資源を明確にし、提供しなければならない。
組織は、用意した資源が次の事項を満たすことを確実にしなければならない。
a) 実施される個別の方式の監視及び測定に適切である
b) それらの目的に対する引き続く適合を確実にするために維持される
組織は、監視及び測定資源の目的への適合の証拠として適切な文書化した情報を保持しなければならない。
上記の文章に沿って、自店の監視及び測定の為の資源
・パチンコ計数機
・スロット計数機
上記の測定器を以下の文章手順によって妥当性の確認を実施しています。
上記の測定器は国際又は国家計量標準が無い。
店内で使用するお客様に安心と信用を与える為、測定値の正当性を証明する為に、当社の定めた“計量基準機”を使用して
定期的に計量値を確認し該当する測定器の「校正点検結果記録票」に記録し保持する。
尚、当店のお客様又は第三者機関(健全化推進機構等)が該当機器の「構成点検結果表」の開示を求められた場合開示する。
このように会社として、店舗として取り決め実施しています。
計量基準機とは?
文章にしますと固く感じますが、パチンコ屋さんに昔から存在するこれですね
玉計数皿です。
この皿で所定の玉数を計数し(2500発)その玉を計数機に流し整合性を確認する。
仰々しく校正以外使用禁止などと記載されている理由ですが、そもそもの計数機に流す玉数に間違いが有れば意味が無くなってしまう。
その為に計量基準機は整った状態にしておかなければならない。
そのような理由の為に校正以外での使用を禁止と記載されています。
校正点検の結果
所定の日取りにて校正点検を実施し、実施した結果問題が無い場合
各計数機に合格で有る旨を表示します。
このように表示します。
表示されているように、各種校正点検として記録を残すというアクションは半年に一度のアクションとなります。
そして店舗にて実施したという根拠を本社のISO事務局へ送付します。
上記の校正点検結果表に該当のレシートを添付し、校正点検担当者が押印し、店長が各種の不備が無い旨を確認し押印します。
この書面の一番下に文字が沢山並んでいます、ここには校正点検の手順、また校正点検実施後の書類の流れが記載されています。
このような流れで各種計数機が正常に動いているか否かを点検し、正常である旨を各計数機にて掲載する。
そして店舗は確実に実施している旨を本社へ提出する。
更には定期的に訪れるISOの外部審査(サーベイランス、更新審査)にて外部審査員の方に正常であるという事を審査して頂く。
フォーシーズン、スポーツ館GRではおおよそ3~4重チェックを行っているという事となります。
〆
一通りの説明は以上にて終了となります。
その他に、通常業務の中でお客様からデリバリーを依頼された際に小さな玉数を流す事があります。
その際にも有る程度の確認は実施出来ているのかなというのが個人的な所感です。
おまけ
半年に1度で大丈夫??という不安もあると思います。
この校正点検はあくまで正規手順でのチェックとなりまして、この半年の間にも日常の整備点検は実施しています。
お手製なのでお見苦しい画像とはなりますが
前回校正点検は9月でしたが、10月1日に計数機の自主メンテを実施しています。
6号機に関して少し時間が経過していますが、6月に自主メンテ、9月に校正点検実施していますので不安はなかろうかと。
今回は以上となります。
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