三共様より新台として発売される事が決定しましたCRフィーバーエルドラ、ホールへの設置は12月17日より。
本体価格は439.000円、セル価格は399.000円となります。
各種値引き等は担当営業までご確認ください。
本日10月27日現在、予定販売台数の7000台に対して予定台数の受注が入っているとの事です。
こちら試打してきましたので所感などを更新させていただきます。
エルドラ(エルドラド)の意味は
エル・ドラード – 黄金郷。 大航海時代にスペインに伝わったアンデスの奥地に存在するとされた伝説上の土地。
語源は16世紀頃まで南米アンデス地方に存在したチブチャ文化(ムイスカ文化)における「黄金の人」の意味の言葉。
(GOOGLE調べ)
いつもの流れで各種数値などを検証していきましょう。
ホールへの設置は12月17日より。
スペック
CRフィーバーエルドラは1種2種混合スペックとなっています。
といいますか、そうでなければ噂の時速30.000発という出玉速度は実現出来ませんですからね。
少しゲーム性が特殊といいますか、特殊に見える機械ですのでいつもの表とは違う記載の仕方をしています。
液晶当たり確率 | 1/18 |
スルー当たり確率 | 1/5.5 |
合成確率 | 1/99 |
まず通常通りにスタートへ玉を入賞させ液晶を変動させます。
この液晶にて数字揃いとなりますとまずは1段階目がクリアとなります。
図柄当たりが確定しますと次にスルーへ玉を通して左上部役物へ玉を通す作業となります。
スルー通過にて1/5.5の特賞を引いている場合ここでやっと特図1特賞が確定し以下の振り分けとなります。
4R時短1回 | 540個払い出し | 11% |
4R時短なし | 540個払い出し | 89% |
特図1の特賞中に王が目覚めると11%を引いていた事となりエルドラゲームが開始となります。
特図1特賞にて11%を引いていた場合以降60%継続のエルドラゲームが継続します。
そして特図2の振り分けが以下
15R時短1回 | 2025個払い出し | 60% |
15R時短なし | 2025個払い出し | 40% |
時短1回は特賞終了後にスルーを通すのですが、ここで一発抽選となる為の1回となります。
特図2中は特賞中に液晶下部よりルーレットのような役物が出てきまして、ここのVに入賞すると次回特賞が確定するという仕様となっています。
ただしこれは出来レースで、特賞終了後の左スルー通過の時点で次回の特賞可否が確定していますので、ルーレットのVに入らなくても最終ラウンドの後などに復帰演出が入ります。
継続率60%とという事はおおよその平均連荘回数は2.5回程度となる計算となります。
2025個払い出し×約2.5回という事は、期待値としての出玉は約5000個程度となります。
考察
CRフィーバーエルドラ、なかなか辛そうな機械ですね。
ザックリ計算ですが、エルドラゲームの突入確率ですが1/1000程度となる。
ただ、約1/99で特賞は発生して実出玉も手元に500程度は残ると考えるとどうでしょうか。
しかし継続60%となりますので、上記おおよその計算で考えますと期待値としての出玉は約5000個となります。
確かに特賞終了後から時短1回で特賞発生させてのループ速度はかなりな速さだと想定します。
同時期にデビューする機械は特賞→特賞の発生時間が長い機械が多いのでその中では突出して速い機械ですね。
演出関連なのですが、バトル系統の演出などは存在しません(試打実績)
エルドラの王が目覚めれば特賞が確定するという単純なゲーム性となります。
ネット上での評判は王が牙狼に似通っているいる事から、そのコンテンツのパチンコに近しい演出かと想定したのですが全く別物の演出フローとなっています。
特賞中などは荘厳な音楽が流れます、日本語の歌詞が聞こえました。
どの層を狙った機械なのか
これはもう本音書いてしまいますね
CRフィーバーエルドラは年末年始に利益確保を考えているホール様には機械性能的に勧める事が出来る機種かと想定します。
恐らくではありますが、台粗利10.000円以上は確保出来るのではなかろうかと想定します。
どのようなエンドユーザーがこの機種を遊技するかを想定しますと。
・ICカードに多少の残額が残っているが、清算するまででは無いので消費して帰ろうという思考のユーザー
・遊技時間が少ない仕事帰りの特賞時間に速さを求めるユーザー
大分類しますと上記のような思考のエンドユーザーの方の遊技が多々出あろうと想定されます。
結論
今までの機種考察ではあまり使わなかった文章ですが、スポーツ館としてCRフィーバーエルドラの導入を希望するか?
答えとしては導入の可能性はほぼゼロであろうと言えます。
その理由として
・自店の営業コンセプトにそぐわない機種スペックである。
・可能性として導入があるとしても1台での導入となるであろう、しかしこちらの機種の最低販売台数は2台からである。
・CR機種であるが、残りの期間を運用出来るイメージが全く沸かない。
おおよその未導入の理由としては上記の3点が挙げられます。
上記の理由の中に1台導入が不可能な為という文章に近しい理由が記載されています。
1台での導入であれば運用イメージもつくのですが、このスペックの機種を2台以上での運用はスポーツ館実績値としても中々難しい。
何故1台であれば?という事に関しましては別記事にて後に掲載を考えております。
またこの系統の何かしらに偏ったスペックの機種は、発売から一カ月程度経過しますと高確率で定価の半額程度で中古流通が始まりますので、店舗の予算とお客様への還元率など考慮しますと新台での導入は不可という判断となります。
12月28日追記
やはりと言いますか、当然と言いますか世間では導入2週目ですが既に稼働が飛んでいるようですね。
現在のCRフィーバーエルドラの中古価格は約14万円と、同時期にデビューした牙狼、AKB48誇りの丘と比較しても10万円程度差がついています。
エンドユーザーの遊技台の選択データにも書かれていましたがボタン操作や各種演出は遊技台選びの重要なファクターとなっています。
その部分をこのエルドラは完全に無視した作りとなっている機械ですので、稼働しなくて当然と言えるのではないでしょうか。
所謂ボーダーライン程度で運用したとしても稼働させるイメージが私には湧きません。
この機種を販売する営業さん達は大変だったでしょうねぇ・・・
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